眼瞼下垂の治療方法

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加齢性眼瞼下垂の治療方法

加齢性眼瞼下垂の代表的な治療方法として、“除皺術”、“挙筋前転法(短縮法)”、“筋膜移植による吊り上げ術”があります。
まぶたの状態や現れている症状、患者様のご希望などに応じて適切な方法を選択し、ご提案します。

除皺術(余剰皮膚切除術)

除皺術(余剰皮膚切除術)

垂れ下がったまぶたの皮膚を切除する手術を行います。
上眼瞼の皮膚を切除する方法には睫毛上の皮膚を切除する方法と、眉毛下の皮膚を切除する方法があります。
術後の傷跡はほとんど目立たなくなります。

挙筋前転法(短縮法)

腱膜を短縮するように瞼板に縫い付けます。
睫毛上の皮膚を切開し、筋肉や腱膜を前側に引っ張って、瞼板に縫い付ける方法です。
腱膜のたるみが改善するため、しっかりとまぶたが開きます。

筋膜移植による吊り上げ術

重度の眼瞼下垂症の際に行う方法です。
太ももの筋膜や、側頭部の筋膜を使って額と瞼板の筋肉を繋ぎ合わせます。
額の筋肉によって眉毛を上げるため、まぶたの開きが楽になります。

術後に期待される効果とケア

良好な視野が期待できるようになります

良好な視野が期待できるようになります

いずれの治療方法によっても、まぶたの開きが楽になり、視界が広く見えやすくなります。
また、視野が狭く額や眉の筋肉を使ってまぶたを上げていた方は、頭痛や肩こりなどの症状が軽減する効果が期待できます。

手術直後からまぶたが十分に開くため、快適さを感じられます。
眼輪筋の機能によって、開きっぱなしになることはありませんのでご安心ください。
術後は個人によって異なりますが、約1週間程度で7~8割の腫れが引きます。
術後のケアについては、ご自身で術後2週間は消毒や軟膏を行ってください。

手術には健康保険が適用されます

眼瞼下垂の手術には、健康保険が適用されます。
手術費用の目安は、健康保険適用でその3割自己負担となります。70歳以上の方は、1割負担となります。

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