先天性眼瞼下垂の症状

先天性眼瞼下垂の主な症状は次の通りです。

• まぶたがしっかりと開かない
• まぶたが下がりにくい
• ものを見る際に顎を上げてしまう
• ものを見る際に眉毛を上げて額にしわを寄せてしまう
• 上方を見上げると、上まぶたによって瞳孔が隠れる

など

なお、視力は生後1ヶ月～3歳半にかけて著しく発達します。
重度の先天性眼瞼下垂がある場合は、発達段階において視力に大きな支障をおよぼし、弱視や斜視を招く恐れがあります。
お子様の気になる症状がありましたら、早めに医療機関を受診することをおすすめしております。

先天性眼瞼下垂の原因

主に、眼瞼挙筋やそれを動かす神経の発達異常が原因です。
生まれつきみられる異常で、そのほとんどは片側の目だけに現れます。
お子様の場合、視力の発達段階において稀に弱視や斜視の原因となることがあるため、早めに医師の診断と適切な治療を受ける必要があります。

先天性眼瞼下垂の治療

先天性眼瞼下垂のほとんどの場合、視機能の異常をおよぼすことはありませんが、視野が狭いことから弱視などを招く恐れがある場合には、手術治療が検討されます。
また、まぶたの開きの左右差が大きい場合や、日常生活に支障がおよぶ場合も手術が検討されます。